毎日、腹痛。(仮)

サラリーマンの憂鬱

はじまり

なんか久しぶりだな、この感じ。

 

ブログを始めよう。

特に理由はないけれど。

ブログを始めよう。

日々の大切な思い出を忘れないように。

 

そう決意して早一年。

 

ブログ書くの物凄いめんどくさい。

 

ほら、twitterとか超気楽に投稿できるし。

「う◯こなう」とか、「駅のトイレ人並び過ぎで諸行無常」とか、「肛門壊死寸前」とか何の気負いもなく、死んだ魚の目をしながら真顔でポチポチ打ち込めるし。

 

そうこうしているうちに、365日が駆け足で過ぎ去って、本日2017年2月9日を迎えた。

東京は雪が降った。

数年前、大雪の日の通勤中に、猛スピードでスリップしたママチャリにひき逃げされた忌まわしい記憶が蘇る。 

 

ブログを始めるにあたって何よりもネックとなったのが、ブログ自体のタイトルである。

 

SNS全盛期の現在、なんの取り柄もない30歳のサラリーマンがブログを開設すること自体が正気の沙汰では無い。

その上、タイトルて。浮かばないこと三ヶ月。

気付けばブログを始める決意すら忘却の果て。

  

何かヒントが無いものか。

高校時代はブログ全盛期だった。

私もやっていたが、当時のブログがどんなタイトルだったのか覚えていない。

 

あの頃の自分は、どんなことを考えていたのだろう。

どんな想いでタイトルを付けたのだろう。

 

昨夜ふと、高校の卒業アルバムを開いてみた。

何となく。自然と。

 

卒業アルバムの個人写真の欄は4枚のマスで構成されている。

 

1.卒業アルバム用に撮影した写真

2.幼少期の写真

3.自分を表現する自由な写真

4.手書きのメッセージ

 

特に4つ目のメッセージが今見ると非常にエモ。

 ピュアさ爆発、下記のような青春炸裂メッセージのオンパレード。

 

「この三年間のこと絶対忘れない!」

「最高の仲間に出会えた!」

「楽しいことだらけの三年間でした!」

 

社会の荒波に揉まれて汚れちまった私はその熱く、青く、清純かつ儚いメッセージの洪水を前に缶ビールを飲み干しながら、

 

「んなこたぁない」

 

タモリさんのフレーズが頭の中をリフレイン。

高校時代の記憶も大半が消えかけてるし。

 

そうは言っても12年前の私は汚れを知らない高校生。

少ないながらも仲良くしてくれた大切な友に向けたメッセージは以下の通りです。

 

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まさかの体の不調を卒業アルバムにて告白。

医者に言えよ。

精神的な悩みが身体に出ちゃってんじゃねーかよ。

何よりも腹立つのが句点打ってるとこね。

完結してねぇだろ。

 

 

そう、完結していないのだ。

 

 

この卒業アルバムのメッセージを書いた時、「これまで毎日襲われた腹痛もこれでおしまい、これから大人になればきっと良くなる」と信じていた。

固い決意と共に打った句点。

 

30歳を超えた現在、毎朝、満員の通勤電車内で今世紀最大のピンチを迎え、悟りを開いたような安らかな顔で瞳を閉じながら腹痛という悪魔と交渉を繰り返す日々。

あの時打ち込んだ句点は、「これからの毎日も腹痛だぞ、頑張れ」という意味だったのか。

 

もし、たまたま検索でヒットしたこのブログを通学時の腹痛に悩む少年少女が閲覧してくれたとしたら。

 

この言葉を捧げようと思う。

 

「努力は必ず報われる。」(AKB48高橋みなみ)

 

「医者に行け。」(ブログ主)

 

というわけで、12年前の私のメッセージを仮タイトルにブログ始めます。

良いタイトル浮かんだら速攻で変えます。