12回目
三連休が終わった。
この現実を直視できない。
・連休中のこと
連休中、実家に帰ったのですが、
感想を一言だけ言わせてください。
「蚊多すぎ」
これに尽きる。
そういえば、昔はムヒが必需品だったなぁと、ノスタルジーは帰りのホームから見える夕焼けに溶け込んで行った。
10分に1本しか来ない電車を待ってたら、3箇所刺されてた。
実家には福岡から甥っ子(3歳)が遊びに来ていた。
私を見るなり義理の姉の背中に隠れてしまった。
その歳でシャイかよ。
てか、可愛すぎかよ。
この甥っ子、早産で予定日より一ヶ月早く生まれたのだが、その日が何と私と同じ誕生日。
父親である兄は、初めての子供の誕生に歓喜すると同時に「なぜあいつと同じ誕生日なんだ、、、」と膝から崩れ落ちたと言う。
そんな運命的なエピソードから、妙な親近感が湧く甥っ子は、ようやく久々の再会に慣れて来たのか、
「私の顔面目掛けて野球のボールを投げつける遊び」に熱中し始めた。
おい、的確に右目を狙うな。
二発目食らったあたりから視界がボヤけてるんだよ。
ビールで酔っ払って横になって寝ようとしても、兄の「黄門のおじさんと遊んでもらいな!」の一言と同時に顔面にボールをぶち当たられる。
携帯をいじっていても、兄の「黄門のおじさんが暇してるぞ!」の一言と同時に顔面にボールが豪速球で飛んでくる。
おや、ここは処刑場かい?
そして、先程から無視していたが充満していくこの違和感は何なんだろう。
何かがおかしい。
「黄門のおじさん」って何だ??
水戸黄門と私が繋がるエピソードが全く思い浮かばない。
なぜ御老公扱いされてるんだろう、悪い気はしないけど。
しかし、違和感はすぐに消えた。
兄「顔じゃなくて黄門のおじさんのお尻狙って!」
まさか。
おい。
嘘だよな。
兄よ、貴様。
実の息子に、叔父である私のことを「肛門のおじさん」と、、、呼ばせているのか、、、。
こんなことあって良いんでしょうか。
部位ですよ、部位。
聞いたことねえよ、形容詞が部位のおじさん。
仮に私が首筋を痛めていたとしたら、胸鎖乳突筋のおじさんと呼ばれていたのでしょうか。
ちょっと衝撃が大きすぎて、おじさん、涙が止まらないよ。
甥っ子は、結構喋るようになっていた。
何を喋っているのかよく分からないが、英会話を習っているらしく、お気に入りの英単語を挟んでくる。
兄「おじさんのこと、好き?」
甥「(めちゃくちゃハニ噛んだ笑顔で)んんん、のーうぇーい」
か、可愛い。。。
照れた顔最高に可愛い。。。
結果的に顔面へボコボコにボールを当てられた1日だったが、存分に癒されて帰宅。
帰りの電車で、「のーうぇーい」とは何だったんだろうと気になり、検索してみた。
「NO WAY(訳:絶対に嫌だ)」
ああ、神様。
どうか、私に飲み友達をください。
一人で飲んだら発狂してしまいそうです。